◇81組申し込み 静岡、東京からも
「日本の棚田百選」に県内で唯一選ばれた高島市の「畑の棚田」で稲作を体験する「棚田・酒オーナー」の今年度の受け付けが締め切られ、申し込みをした人は県外を中心に計81組に達した。【塚原和俊】
この取り組みは「百選」を機に始まり、棚田」は今年度で10年目、「酒」は6年目。順調にファンを増やし、定着した。「棚田オーナー」は、年額3 万円で1区画(100平方メートル)の“持ち主”となり、収穫した米約40キロと畑地区の特産品が受け取れる。「酒オーナー」は同1口3万円で、収穫米を 地元の蔵で醸した純米吟醸酒(750ミリリットル瓶10本)と特産品を受け取る。
オーナーの資格は農作業に興味・関心があればよく、「おまかせコース」なら田植えと稲刈りだけ参加すればOK。「こだわりコース」は、加えて畦 (あぜ)塗りと草刈りに参加できる。「超こだわりコース」では、担当農家と連絡を取り合い、一緒に農作業に従事できる。「酒オーナー」も田植え、稲刈りな どが体験でき、さらに酒蔵見学や新酒の試飲会に参加できる。
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