門信徒らに引かれて本県入りし、吉崎を目指す蓮如上人の御影=20日午後2時15分ごろ、敦賀市疋田
浄土真宗の中興の祖、蓮如上人の肖像画「御影(ごえい)」を京都からあわら市の吉崎御坊まで徒歩で運ぶ「御影道中」が20日、福井県入りした。一行を沿道で住民らが出迎え、手を合わせた。同御坊には23日夜に到着する。
蓮如上人が室町時代、比叡山延暦寺の迫害を逃れ、越前吉崎に拠点を移したことをしのぶ行事。約240キロの道程を往復でたどる。今年で336回目といわれ、17日に京都市の東本願寺を出発、吉崎を目指し〝北上〟してきた。
20日は、御影を載せた御興(みこし)を引いた約30人の一行が、昼前に滋賀県境を越え敦賀市へ入った。同市疋田では「蓮如上人さまのお通り」との先導の声が響き、住民やハイカーたちが手を合わせる中、本県最初の立ち寄り所の西徳寺に着いた。
0 件のコメント:
コメントを投稿