余呉で来月4日
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滋賀県余呉町上丹生に伝わる奇祭「茶わん祭」(県無形民俗文化財)が5月4日、丹生神社周辺で6年ぶりに行われる。茶わんやつぼなどの陶器で飾った3基の山車が、古式ゆかしく地区内を巡行する。 同神社の由緒書によると、祭りの歴史は平安末期にさかのぼる。陶器産地だった同地区の名工が、良質の土や技術を授けてくれた神に感謝して神社に陶器を奉納したのが起源とされ、「茶わん祭保存会」が伝えている。 近年、少子化による担い手不足や資金難から継続が危ぶまれていたが、「伝統継承で地域を活気づけよう」と2003年以来の開催を決めた。 高さ6、7メートルの山車は、歌舞伎や浄瑠璃などをもとにそれぞれ芸題を設け、物語ゆかりの人形や陶器、武具などを飾り付ける。山造りの職人が、ロープや金具を使わずに秘伝の技術を駆使して作る華麗な装飾が見どころだ。 |
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