琵琶湖博物館など研究発表
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滋賀県立琵琶湖博物館と県内の魚類研究者が23日、水田で育てたニゴロブナが、琵琶湖のヨシ帯などで育ったときより成長が早い、との研究成果を発表した。研究者は「ニゴロブナの生育環境としての水田の重要性が科学的に裏付けされた」と話している。 同博物館の研究プロジェクトの一環で、多賀町立博物館の金尾滋史学芸員(魚類生態学)らが、彦根市と守山市の水田で2003年と06年に研究。水田で産卵させたり、生後すぐの稚魚を放して体長を測定した。 研究結果では、ヨシ帯や人工飼育で育った稚魚と比べ体長が生後20日目で5-10ミリ程度大きくなった。また、生後30-40日で田の水をいったん抜く「中干し」の際、稚魚の生存率が90%と高い水田もあった。 |
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