あふぇりえいと

2010年3月9日火曜日

造形の美、求めた英陶芸家――滋賀でハンス・コパー展

造形の美、求めた英陶芸家――滋賀でハンス・コパー展

 英国の陶芸家、ハンス・コパー(1920~81年)の作品約110点を紹介する「ハンス・コパー展 20世紀陶芸の革新」が、滋賀県立陶芸の森陶芸館(甲賀市)で開かれる(13日~6月17日)。英国の陶芸家では「用の美」を重んじたバーナード・リーチが有名だが、コパーは造形そのものの美を求め続けた作家として知られる。

 初期から晩年の作品まで網羅。陰影を感じさせる表面の装飾や、ろくろで形成した薄造りの美しい造形が特徴だ。「キクラデス・フォーム」は古代地中海文明の彫刻に想を得たという作品。コパーの盟友的存在だったルーシー・リーの陶芸作品約20点も展示される。

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