近江風物詩2010:アンスリウム(東近江市) /滋賀
◇母の日の新定番“赤いハート”
田畑が広がる東近江市今崎町の一角に、整然と並ぶ真っ白な温室が目をひく。一歩中に入ると、色鮮やかな熱帯アメリカ原産の観葉植物アンスリウムが咲きそろっている。5月の「母の日」に照準を合わせて栽培し、カーネーションやバラに並ぶ贈り物として出荷するのが狙いだ。
アンスリウムはサトイモ科の植物で、ハート形の花のように見えるのは仏炎包という葉。“花”は半年以上も咲き続け、温度管理を徹底すれば数年はもつという。
「湖東フラワー」を経営する向満男さん(59)とたつ子さん(同)夫妻。県立の農業高校時代に同級生だった二人は25歳で結婚。初めは観葉植物のポトスを生産していたが、売れ行きが鈍り、約10年前から徐々にアンスリウムの栽培を増やし、昨年から完全に移行した。苗はオランダの種苗会社から輸入。温室には赤やピンク、白など19種類、約2万鉢が並んでいる。現在、東北地方から九州まで30カ所の市場に卸している。出荷は3月末~9月まで続く。
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