あふぇりえいと

2010年3月8日月曜日

雨中の山道、掛け声勇壮 山王祭「神輿上」に200人…滋賀・日吉大社 

雨中の山道、掛け声勇壮 山王祭「神輿上」に200人…滋賀・日吉大社


威勢良く神輿を担いで急坂を昇る氏子ら

 日吉大社(大津市坂本)の最大の祭礼・山王祭の「神輿上(おこしあげ)神事」が7日、営まれた。境内の神体山・八王子山頂(381メートル)の奥宮に男女の祭神を載せた約1トンの神輿(みこし)2基を運ぶ勇壮な神事で、氏子ら約200人が雨でぬかるむ急斜面の山道を、「ヨイサ、ヨイソラ」と掛け声を上げながら山頂へ担ぎ上げた。

 山王祭は、約1か月半かけて行われる湖国三大祭りの一つ。東本宮に祭られる大山咋神(おおやまくいのかみ)鴨玉依姫神(かもたまよりひめのかみ)の男女両祭神が結婚や出産などに臨む姿を表現し、豊作などを祈る。神輿上神事は、両神が奥宮で魂を浄め、お見合いをする行事とされる。

 神官が祭りの始まりを告げる祝詞を読み上げた後、氏子らが神輿を担いで急坂を駆け上がった。比叡山、北大津両高校の野球部員やボーイスカウトの子どもたちも、神輿につないだ綱を引っ張り、山頂を目指した。

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