- 全国高校駅伝の開会式で、中矢君の遺品のシューズを手に入場行進する上田君(左から3人目)ら滋賀学園高の選手たち(24日、京都市右京区・ハンナリーズアリーナ)
15歳で逝った仲間の分まで-。京都市内で25日行われる全国高校駅伝。滋賀県男子代表の滋賀学園高(東近江市)は、先月に部員が交通事故で亡くなる不幸に見舞われた。悲しみに暮れる中、チームは「あいつのために頑張ろう」と気持ちを奮い立たせてきた。憧れの都大路で思いを一つにたすきをつなぐ。
■1年の中矢君、予選直前に事故死 喪章付け都大路へ
11月6日の全国高校駅伝滋賀県予選。同高は断トツの強さで全国切符を得た。絶対に負けられないレースだった。県予選の2日前、1年生の中矢友貴君が練習後の下校中に交通事故に遭い、意識不明となった。部員は回復を信じ続けたが、願いは届かなかった。近畿高校駅伝前夜の同19日、中矢君は息を引き取った。部員はレース後に大河亨監督(43)から訃報を聞き、泣き崩れた。
0 件のコメント:
コメントを投稿