あふぇりえいと

2011年4月14日木曜日

写真集:両親が長女の遺作出版 大津

写真集:両親が長女の遺作出版 大津

早代さんが高島市で撮影した写真を前に、闘病中に使っていたカメラと出版した写真集を手にする武田夫妻=大津市におの浜1の自宅で、村瀬優子撮影
早代さんが高島市で撮影した写真を前に、闘病中に使っていたカメラと出版した写真集を手にする武田夫妻=大津市におの浜1の自宅で、村瀬優子撮影
 
昨年2月に写真家の長女早代さん(当時31歳)を乳がんで亡くした武田克己さん(62)と洋子さん(62)夫妻=大津市におの浜1=が娘の作品を 写真集にまとめた。病気が進行し、重い機材を持てなくなっても「撮影に行きたい」と口にしていた早代さん。急逝を受け入れられなかったという洋子さんは 「気持ちのけじめがついたかな、と思う。たくさんのすてきな出会いも作ってもらった」と振り返る。【村瀬優子】

 ◇写真家の祖父を手伝い

早代さんは27歳の時、体調を崩した写真家の祖父、山本建三氏(1925~2007)の手伝いをしたのがきっかけで撮影にのめり込み、09年4月 に乳がんと診断されるまでの約3年間で1万枚もの写真を残した。滋賀県高島市の草原で鮮やかに揺れる彼岸花、桜の花びらで覆われた社寺の長い階段--。京 都や湖西の風景が中心だった。冬は朝早くから雪の写真を撮りに出かけ、気に入った場所ではじっと動かず何枚もシャッターを切った。

続きはこちら・・・

0 件のコメント: