UVERworld:結成10年 初の東京ドーム公演をファンに報告 「夢を夢のままにするのはイヤなんだ」と
ロックバンド「UVERworld」(ウーバーワールド)が4日、東京・代々木でライブを行い、11月27日に自身初の「東京ドーム」公演を開く ことを発表した。ボーカルのTAKUYA∞さん(30)が「支えてくれてるみんなに、もっとすげぇ景色を見せたい! だから、オレたちは東京ドームライブ を決めた! もう、夢を夢のままにするのはイヤなんだ」と話すと、1万2000人から大きな拍手が。泣き出すファンの姿も見られた。
「こん身の一枚」という思いを込め、名付けた最新アルバム「LAST」(4月発売)を引っさげてのツアー。アルバム収録曲の「ハイ!問題作」で 「自分の感覚には 敏感に正直に反応したい」と歌う通り、4月の栃木公演から、4日の代々木まで19カ所、22公演を走り続けた。代々木での20曲を含 め、トータルで480曲を披露。途中、思いがあまって声が出なかったこともあったそうだが、TAKUYA∞さんは「ファンに支えられた。今年もライブがで きることを感謝している」とひたむきだ。
「たくさん言いたいメッセージを持ってきた」という熱い思いは、ステージの隅から隅まで走り声を音を届ける姿、汗だくで絶叫する姿ににじみ出てい た。約2時間半の公演では終盤、歌い終えたTAKUYA∞さんが大の字になり、天を見つめ動かなくなる場面もあったが、悲鳴のような声援に押された。 TAKUYA∞さんは「自分が誰なのか、ここがどこなのか分からなくなるぐらい気持ちいい。素晴らしい。これ以上の愛があるか」と感極まった表情を見せて いた。
アルバム「LAST」は発売初週に8.1万枚を売り上げ、オリコン週間ランキング(4月26日付)で2位を獲得。自己最高タイの記録だが、 TAKUYA∞さんは「ほかのレコード会社の上層部の人に『あと10年早かったら、50万枚売れていたのに惜しいね。今のうちに(転職先の)飲食店や洋服 屋を探した方が幸せになれるよ』と言われた」とぽつり。続けて「売れなければやめてしまう中途半端なヤツと思われている悔しさ、情けなさがあった」と告白 した。
ピリピリとした空気の中、「10年前こいつらと出会って、一回も音楽を手放したことない」と仲間を見つめた。「もっといい曲を書いて、曲でその (転職を勧めた)おっさんをボコボコにぶっ飛ばす」と宣戦布告。音楽の不思議な力に導かれた5人が見つめる先に「東京ドーム」がある。
UVERworldはTAKUYA∞さん、ギターの克哉さん(30)、ギターの彰さん(26)、ベースの信人さん(30)、ドラムの真太郎さん (26)の5人で2000年の6月6日に結成。05年7月6日にアニメ「BLEACH」のオープニング曲に起用されたシングル「D-tecnoLife」 でデビューした。
東京ドームでロックバンドがワンマン公演を行うのは、04年11月27日の「気志團」以来6年ぶり。5万人を集客する大会場を前に、7日の 「Zepp東京」からライブハウスツアーが始まる。21日にはわずか200人しか収容できない、地元・滋賀で凱旋(がいせん)公演。原点の「滋賀ハックル ベリー」でさらにきずなを強め、初ドームに臨む。
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