あふぇりえいと
2008年12月12日金曜日
インサイド滋賀 県南部 相次ぐ大型店進出
インサイド滋賀 県南部 相次ぐ大型店進出
県南部で今秋、大型ショッピングモールの開業が相次いだ。既存の商業施設も、建て替えや増床を進めるなど対抗策を打ち出しており、競合は激しさを増すばかりだ。不況の中、集客に熱を入れる各社の思惑を取材した。(中根靖明)
「草津市周辺は人口増加が著しく、魅力的だ」。商業施設面積約8万6000平方メートルと、西日本最大級を誇る「イオンモール草津」(草津市新浜町)。開店直前の11月20日にあった内覧会で、運営会社・イオンモール(千葉市)の経営企画担当者はこう話した。
同店は、核店舗のスーパー「サティ」やシネコン、家電量販店など約180の専門店を擁する「モール棟」と、スポーツ用品店や住宅展示場が入る「スポーツ&レジャー棟」の2棟で構成。商圏には県南部のほか、京都府内も設定しており、担当者は「他店が競争相手という意識は全くない。国内には、もっと激しく商戦を展開する地域がたくさんある」と生き残りに自信をみせる。
イオンモール草津とほぼ同時期に開業した「フォレオ大津一里山」(大津市一里山)。住宅メーカー・大和ハウス工業(大阪市)が開発したモールには、県内最大級の書店やボウリング場など約100店舗が入る。地域のコミュニケーション促進を目的に、カルチャーセンターなども配した。同面積約4万1000平方メートルは、大津市内では最大規模だ。
イオンモール草津とは直線距離で約4キロしか離れておらず、商圏が大きく重なるが、担当者は「高速道路のインターチェンジと近いのが利点。県内の他地域や隣接府県からの集客も見込め、他の大型施設との共存共栄は十分可能だ」と意気込む。
「ピエリクリスマス 好評開催中」。イオンモールとフォレオの営業がスタートした11月下旬の朝刊に、大和システム(大阪市)が手がけた「ピエリ守山」(守山市今浜町)の全面広告が掲載された。佐藤博支配人は「存在感を強調するのが狙いだった」と振り返る。
同面積約5万5000平方メートルとイオンモール草津より一回り小さいものの、約200店舗が入るピエリは、「琵琶湖クルージングモール」と銘打ち、琵琶湖汽船の桟橋を設置したり、周辺の美術館やホテルなどと連携してパンフレットで紹介したりするなど、観光を軸にした戦略を展開する。今後は、守山市以北の住民をターゲットに広告・宣伝活動を強化し、他店舗との差別化を図るという。
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