あふぇりえいと
2008年12月30日火曜日
びわ湖環境ビジネスメッセから学ぶ「新時代の覚悟」
びわ湖環境ビジネスメッセから学ぶ「新時代の覚悟」
ビジネスは社会の反映である。温暖化は「便利」を享受した人類が、ツケとして背負わなければならない。諸富徹氏(滋賀大学)は「びわ湖環境ビジネスメッセ」のセミナーで、低炭素社会は必至であり、それはまた「社会が根本から変わることを意味し、新しい産業革命に匹敵する変革」と話した。
世界の異常気象や日本の四季の変化をみるにつけ、地球の温暖化をほぼ真実と受け止めてきた。しかし、純科学の分野では「異常ではなく」、現在の地球は「太陽などの活動の周期で温暖化中」だという科学者もいる。一体、どちらが本当なのだろう。晩秋に開催された「びわ湖環境ビジネスメッセ2008」に、そんな思いで出かけてきた。
会場の長浜ドームは、昨年を上回る出展者で熱気ムンムン。来場者も学校帰りの高校生など一般が目立った。「環境」という身近なテーマがそうさせるのか、どちらにせよ、市民が産業に興味関心をもつことはいい傾向である。一方、主催者は「あまり一般が多いとビジネス交渉の場がもてなくなる」とやや渋り顔だ。
さて、最先端のエコ商品。見渡す限り夏の暑さ対策のものが多い。数社に温暖化に伴う意見を聞いてみた。商品をつくった動機でもあるが答えの大半が「国の方向」という声。反面「どんな状況でも経済というのは前に進まなければならない」と市場原理をいう人もいた。総じて「先は読めないが、環境問題は無視できない」というところだ。
ネーミングに驚いて足を止めたのが「京都大学生存圏研究所」。地球もいよいよかと思わせるその内容は、「生存圏」という新しい理念を基本にしたあらたな地球再生である。同研究所が考える生存圏とは人間生活圏、森林圏、大気圏、宇宙空気圏。なかでも地表における木質資源を大きな生存キーとしている。そして、戦略的な未来図はこうだ。
中央に都市らしきものがある。周辺は緑が囲み、その緑ははるか彼方まで続く。それは、林や森にかわり山に連なる。街は緑の至るところに点在。建物の多くは木造が占める。橋も木だ。大気圏には衛星やレーダーがめぐり、地球周辺の宇宙空間を観測する。大きなパネルが太陽エネルギーを取り込み地表に送る。人間は太陽エネルギーをメーンに生活をする……。
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