近代の書聖・日下部鳴鶴展:軌跡知る一級品43点 彦根城博物館で21日まで /滋賀
彦根藩士の家に生まれ、明治三大書家の1人とされる日下部鳴鶴(くさかべめいかく)(1838~1922)の子孫からの寄贈品や幅広い人脈を示す資料を集めたテーマ展「近代の書聖・日下部鳴鶴」が、彦根市の彦根城博物館で開かれている。21日までで会期中は無休。
鳴鶴は明治維新後、新政府の大書記官にまでなったが、厚い信任を受けた大久保利通の暗殺後、42歳で官を退き、書の道に入った。中国・六朝時代を中心とした書体、書法を身に付け、一世を風靡(ふうび)した。鳴鶴の書体は近世以降の一般の書字のモデルになり、その流れは現代まで続いているという。
展示品は、鳴鶴の孫、日下部暘(あきら)さん=神奈川県平塚市=が昨年7月に同館に寄贈した51点のうち31点を中心に計43点。鳴鶴が80歳の時に書いた七言詩書幅「青山一角……」は堂々とした隷書で書かれた晩年の代表作とされ、傘寿の祝いの席で床の間に飾られたという。
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