冬の田に水生物復活 京のNGO、滋賀で実践
冬も田んぼの水を抜かず生物に配慮した、冬期湛水(たんすい)の農法「ふゆみずたんぼ」に、京都市中京区のNGO「日本国際民間協力会 (NICCO)」が、滋賀県竜王町で取り組んでいる。田んぼでビオトープを実践し、生物の力で無農薬栽培ができるのが特徴。これまで4年間で環境省が絶滅 危惧(きぐ)種に指定しているカスミサンショウウオなど両生類など計12種類を確認した。NICCOは「生き物を守り、安全な農法を発信したい」としてい る。
NICCOの職員らが2007年秋から、生物多様性を保全する「ふゆみずたんぼプロジェクト」として、同町山之上の休耕田0・4ヘクタールで続けてきた。
通常、田んぼは稲刈り後に水を抜くが、冬期湛水は水を張り続けて湿地状態を保つ。前年の稲の切り株もそのままにして田植えを行い、虫や微生物が生息しやすい環境をつくってきた。昨年10月までにコオイムシ、ヤマアカガエルなどの希少生物が観察されている。
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