あふぇりえいと

2011年7月14日木曜日

湖底低酸素化の仕組みを確認 琵琶湖環科研

湖底低酸素化の仕組みを確認 琵琶湖環科研

琵琶湖湖底付近の溶存酸素濃度のグラフ
琵琶湖湖底付近の溶存酸素濃度のグラフ
琵琶湖の湖底付近の低酸素化を調べるため、滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)が高精度の計測機器を開発し、湖底の泥の溶存酸素濃度がゼロに近いことを明らかにした。泥の中の酸素濃度の低さが湖底付近の低酸素化につながる仕組みを現地で初めて確認した。
湖底付近の酸素は、大気と接する表層水が冬に冷やされて沈み、深層水と混ざって供給されている。だが地球温暖化で循環が不十分になり、低酸素化が進んでいるとされる。また、湖底の泥の酸素濃度が低いと、バクテリアが湖底付近の水の酸素を多く消費すると言われていた。
センターはこれまで、湖底から1メートル上の水深90メートルの溶存酸素濃度を定期観測していた。新しい機器は湖底の泥に棒状のセンサーを刺して計測、水の溶存酸素濃度も水深を0・1ミリ単位で区切って調査できる。
2010年3月に完成し、同年3月と11月、11年5月に高島市沖の北湖の水深92メートルで測ると、湖底の泥の溶存酸素濃度は1リットル中0・2~0・5ミリグラムと極めて低かった。泥の酸素濃度低下は以前から懸念されていた。

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