商家の家訓展:近江商人の教えに触れて--東近江、9月まで /滋賀
◇質素倹約、勤勉、「三方よし」を実践
江戸から昭和にかけ多くの近江商人を輩出した東近江市五個荘地域の商家に伝わる家訓などを集めた「商家の家訓」展が、同市五個荘竜田町の近江商人博物館で開かれている。質素倹約、勤勉に努め「三方よし」を実践した近江商人の家訓10点のほか、扁額(へんがく)、掛け軸などが展示されている。
江戸時代の中ごろ、1754(宝暦4)年に70歳を迎えた二代目中村治兵衛(宗岸)が、15歳の跡継ぎ宗次郎のために記した遺言状「宗次郎幼主書置」は、近江商人の格言として有名な「三方よし」の原典。
豪商と言われた三代目松居久左衛門遊見は倹約家として知られ、常に手織り木綿を身につけ、粗食で、質素な家に住んでいたという。だが、必要な時は多額の出資をいとわず社会奉仕に尽くした。遊見84歳のときに描かれた画像は自筆で「奢者必不久」と大書され、必要以上のぜいたくを戒めた作品。
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