なるほドリ:守山に多いゲンジボタルって? /滋賀
◇戦後に絶滅、人工増殖で復活 2年ぶり「パーク&ウォーク」開催
なるほドリ 守山市でホタル鑑賞のための「パーク&ウォーク」が開かれているね。
記者 昨年は新型インフルエンザの影響で中止になったので、2年ぶりの開催です。13日までの期間中、自家用車での来場者を駐車場に誘導したり、バスをチャーターして運行したりしています。音楽祭やスタンプラリーも開かれてますよ。
Q 守山はいつからホタルで有名なの?
A 守山は古くからゲンジボタルの群生地として知られていました。「守山では夜道にちょうちんが要らない」と言われたほどです。守山市ほたるの森資料館によると、1902年から天皇陛下への献上が始まりました。1919年には、大阪毎日新聞(現在の毎日新聞)の本山彦一社長が守山を訪問、ホタル研究家として後に有名になる南喜市郎氏(1896-1971)に研究を勧めました。1924年には、ホタルの発生地として初の天然記念物に指定されています。「蛍祭り」が開かれ、来場のため多くの人が臨時列車で見に来るようになりました。
Q どうしてそんなに多かったの?
A 農業が盛んで、ホタルがすみそうな水路が市内に張り巡らされていたこと。さらに野洲川からの伏流水が豊富で、そこに家庭から流れるご飯粒や野菜くずなど、(ホタルの幼虫が餌にしている)カワニナの餌になりそうな物が適度にあったことなどがありました。しかし、第二次世界大戦後、農薬や排水による水質悪化などが原因で、60年ごろまでにゲンジボタルはほぼ絶滅。蛍問屋による乱獲が戦前から行われていたことも一因とされています。
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