見事な三角すいの山容誇る“近江富士”…滋賀・三上山
JR大阪駅から新快速に乗り、滋賀・大津駅を過ぎたあたりで車窓をのぞき込んだ。琵琶湖を挟んで向こう側の平野部に、三上山(432メートル)が
見える。ほんの数秒だが、近江富士の愛称がふさわしい三角すいの山容と湖面とのコントラストは、まるで車窓を額縁とした風景画のよう。ワクワクしながら野
洲駅で降りた。
駅から30分ほど歩いて御上神社へ。そこからすぐの国道8号の交差点を渡って「表登山口」の標識に従って左折。いよいよ三角すいの斜面へ。ここから急な登りが山頂まで40分ほど続くのだが、途中、あちこちに大きな岩が転がっているのが面白く飽きがこない。
人がギリギリ通れるだけの裂け目があることから「割岩(われいわ)」と名付けられた奇岩もある。この自然の造形が、神の所業とされていた時代が
あったのか。「三上」は御上神社の「御上」と同様「みかみ」と読むことから、その語源は「御神」なのかと、さらに想像を膨らませてみた。神はこの日、透き
通るような青空を与えてくれた。
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